アーユルヴェーダの基礎概念を知ろう!人間の体質を表す3つのドーシャについて
こんにちは。
風属性の、あれすけです。
大の大人が何か変なこと言ってるぞ?というお話ですが、実は人間の身体を風・火・水の3要素で表すことは、東洋医学のアーユルヴェーダでは基礎概念となっている考えなのです。
そして、この3要素のバランスは人によって全く違うのです。
今回は、このアーユルヴェーダの3要素(トリドーシャ)について理解し、自分の体質は3つのうちどの要素が強いのか?を知ることをゴールにしたいと思います。
本記事は以下の方を対象としています。
- 健康的な生活を送るために自分の体質を知りたい方
- アーユルヴェーダの基礎概念に興味がある方
また、アーユルヴェーダとは何か詳しく知りたい方は、過去にアーユルヴェーダの紹介記事を作成しておりますので、ぜひそちらを参考にしてみてください!
それでは、参りましょう!
今の健康状態の把握
この後に述べるお話は主に健康に関するお話です。
今、自分はどのような病気のリスクを抱えているのか?
生活で見直さなければいけない部分はあるのか?
このような自分の健康状態の悩みと照らし合わせると話の内容も納得しやすいかと思われますので、ぜひ、ご自身の健康状態を把握しておくことをオススメします!
多くの場合、自分の健康状態を把握する方法は1年に1回の会社の健康診断のみとなるかと思います。
正直、これだけでは「今の」自分の健康状態を知ることは難しいと思います。
今の自分の健康状態を知る方法として、最近では、病院で受診することの他にも、銀座血液検査ラボ のような来店不要かつリモートでの検査を利用する手もあります。
こちらは自宅で採血し、送るだけで、簡単にがん検査や生活習慣病検査を受けることができるので、時間を取らず、簡単に受診結果を知ることができます!
ぜひご利用を検討されるのをオススメします。
アーユルヴェーダの医学では体質を重視する
今回のお話も、ディーパック・チョプラ博士著の「パーフェクト・ヘルス」を参考にしております。
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アーユルヴェーダのお医者さんは、患者さんが来院したときに、まず、その人の体質を知ろうとするとのことです。体質は自然を意味する「プラクリティ」というサンスクリット語で呼ばれることもあります。
ここで、体質とは簡単に言うと、「心の微妙な変化が身体にどういう変化が現れるか?」という個人差が現れる部分です。
この体質を知ることで、お医者さんはこの患者さんにはどんな食事、運動、医学療法が役に立つのか、役に立たないのかを判断できるそうです。
正直、この時点で私は驚きました。
我々が診察を受けたいと思って病院に行ったら、まずは問診票にどんな症状があって、熱が何度で、最近の生活習慣について...ということを記入することが大半だと思います。
でも、その人が日々どのように感じているか、診察に来た時に心がどう変化しているのか、ということを書く問診票を私は見たことがありませんでした笑
アーユルヴェーダの医学は診察に必要な情報が根本的に違うとともに、問診よりもまず患者さんの体質を知ることがいかに重要か、ということが分かると思います。
3つのドーシャ
それでは、アーユルヴェーダの基礎概念、体質について説明します。
人の心と身体の間の領域には、「ドーシャ」と呼ばれる3つの活動原理(生命エネルギー)が存在します。
そして、この3つのドーシャ(トリドーシャ)はそれぞれヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれています。
ヴァータは風のエネルギー、ピッタは火のエネルギー、カパは水のエネルギーといったイメージです。
これらのエネルギーから細胞・器官といった人体が作られるわけですが、ドーシャの構成バランスは人によって違うというのです。
このバランスは体質診断という性格診断みたいなものにより把握することができます。
例えば、冒頭で私が風属性と言ったのは、私の場合は3要素の中でもヴァータドーシャの要素が大きいことが分かっているからです。
そして、ヴァータ体質の人はヴァータ体質に合った健康法が存在するということです。
RPGのような世界観でワクワクしますね!
それでは、各ドーシャの特徴を見ていきましょう!
ヴァータ(風)
増えやすい人の特徴:
- 体型が華奢
- 動作が素早い
- 不規則な時間の飲食
- 眠りが浅い
- 興奮しやすい
- 想像力がある
- 新しいことをすぐ理解するが、すぐ忘れる
- 心配性
- 便秘気味
- 疲れやすく、頑張りすぎる
- 精神・身体のエネルギーが一気に噴き出す
性質:変わりやすさ
身体での機能:身体のすべての動きの制御(筋肉、呼吸、消化器、中枢神経系)
ピッタ(火)
増えやすい人の特徴:
- 中肉中背
- 体力も忍耐力も中くらい
- チャレンジ精神旺盛
- 鋭い知性
- 強い空腹感や喉の渇き、強い消化力
- ストレスを受けると怒って、イライラしやすい
- 白い肌あるいは血色のいい肌。そばかすがある場合が多い。
- 日差しが苦手で、暑い天気が嫌い。
- 正確で、はきはきとしたスピーチ
- 食事を抜かせない
- 金髪、淡褐色か赤毛
性質:激しさ
身体での機能:代謝(消化)
カパ(水)
増えやすい人の特徴:
- がっしりとして、たくましい体格。体力と持久力。
- 安定したエネルギー。行動はゆっくりで、風格がある。
- すぐに怒らない。
- 冷たく、滑らかで厚い色白の皮膚。
- 新しい情報は覚えづらいが、一度覚えると忘れない。
- ぐっすりと長時間睡眠。
- 太りやすい。
- 消化が遅く、あまり空腹感を感じない。
- 愛情深く、優しい。
- 独占欲が強く、自己満足になりがち。
性質:くつろぎ
身体での機能:湿った器官(粘膜など)
体質チェック!
各ドーシャの特徴から、自分はこの特徴に当てはまるからヴァータ体質っぽいな、あとはちょっとピッタ体質っぽいな、でもカパっぽいところもあるな、というところがなんとなく分かるかと思います。
より正確に自分の体質を理解するためには、以下の体質診断をやってみることをオススメします!
こちらは「アーユルヴェーダライフ」という、アーユルヴェーダの情報サイトで行われている診断です。
各要素に当てはまるかについて10問ずつ合計30問用意されており、1問ごとの当てはまる具合を5段階で評価していきます。
診断が終わると、以下のように結果が表示されます。
私の場合、ヴァータ体質と診断されました!風属性ですね!
ピッタの要素もそこそこありますが、逆にカパの要素は小さいということが分かります。
これで自分の体質がある程度分かることで、アーユルヴェーダを利用した今後の健康の維持に役立てることができます!
おわりに
以上、今回はアーユルヴェーダの基礎概念となる3つのドーシャについて説明しました。
今のところは、自分はこのドーシャが強いんだ、ということをなんとなく思っていただければと思います。
その上で、各ドーシャに合った健康法についても今後紹介していきたいと思いますので、ご期待ください!