HSPが抱えやすい3つの心の問題。HSS型HSPの私が自分なりの解決案を紹介!
HSS型HSPであり、東証マザーズ上場IT企業でエンジニアとして働いている、あれすけです。
前回は、HSP・HSS型HSPの特徴をお伝えし、そのような体質を認識したうえで前向きになろう!というお話をしました。
私は28歳になった今、この体質のことを初めて知り、気が楽になりましたが、世の中には、まだ頑張りすぎている人が多いんじゃないかなと思います。
今回は、HSPの人が抱えやすい心の問題を、私の実体験とともにお伝えし、同じ考えをお持ちの方へ、「そのまま続けると危険だよ!こういう解決案もあるよ!」ってことをお伝えしたいと思います!
目次
今回の参考図書
本記事は前回に引き続き、イルセ・サンさん著のこちらを参考にしています。
敏感な人が抱えやすい心の問題について、実際にカウンセリングを受けている方の生の声と、それに対し同じくHSPである筆者の考えが紹介されています。
読者もカウンセリングを受けている感覚で読むことができ、共感できる部分が多いんじゃないかなと思います!
HSPが抱えやすい心の問題
HSPの特徴は以下の通りです。
- 良心的
- 創造的
- インスピレーションを得やすい
- 影響を受けやすい
- 感情移入しやすい
これらの特徴は時に自分たちの感情を豊かにして幸せを感じますが、場合によっては憂鬱な感情となってしまうこともあります。
それでは、これらの特徴が自分にとって悪影響になりかねない状態について見ていきましょう。
その1:自分に過度な要求をしてしまう
新卒で社会人になった人は、新人研修や現場の仕事を進める中で「社会人はこうあるべきだ」という行動を知っていくと思います。
例えば、
- 自己中心的であってはいけない
- 失敗をしてはいけない
- どんな状況でも100%の力を発揮しなければならない
- 一緒にいる人に目を向け、人を楽しませなければならない
あるいは、精神面でいうと、以下のものを持ち合わせようとしていると思います。
- 親切心
- もてなしの心
- 気遣い
- 責任
- 他の人への関心
これらを大事にすることは立派ですが、HSPの方は、この状態を常に維持する完璧人間でないといけないと無意識に考えているのではないか?と筆者は述べています。
このような自分に課せられたルールは「過去にこう教わったから」とか「みんなそれを平然とできている」という理由で自分を縛っている場合が多いです。
飲み会が嫌い
私の場合、人付き合いで、このHSPの心の問題にぶち当たることが多いです。
例えば、大学や職場で飲み会に誘われたら喜んで行きますが、正直、飲み会が苦手でした。
なぜなら、いろいろな方とお話するのは楽しいのですが(HSS型の部分)、周りを楽しませるために無理やりテンションを上げたり、どう受け答えすれば相手を楽しませられるかをずっと考えてしまい、終始自然な感じで飲めず、2時間程度でも、ものすごい疲れを感じてしまうからです。
「自分が話したい人と話せばいいし、話についていこうとする必要もない。2次会には参加しない。」と心に決めて出席する等、自分の体質と向き合って、少しずつ自分ルールを変えていくのがいいのかな、と思っています。
その2:羞恥心に苛まれてしまう
HSPの方は他の人には言えないこと、隠しておきたいことを抱えていることがあります。
そのような羞恥心を抱く事柄の例は次の通りです。
- ほかの人が遠くに行ってくれたらいいのに、と願ってしまう
- 素早く返答できない
- 競争についていけない
- 他の人のように物事を軽く受け止められない
- 他の人よりも先に疲れてしまう
- 自分では興味の持てない表面的な話をみんなが話していて途方に暮れてしまう
以上は本に書いてある内容ですが、見事に私が誰にも言ってないコンプレックスを当てられたようでドキッとしました笑
「自分は他の人についていけないな...自分に欠陥があるのかな...」
今までは、このように恥ずかしいことと考えていましたが、これからは、「これは自分の体質なんだ!」とオープンにしていきたいなと思いました!
その3:恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
HSPは想像力が豊かで、独創的に物事を思い浮かべる能力があります。そのおかげで、いいことも悪いこともたくさん想像します。
そのような想像が恐怖となるのですが、それを感じやすいということは、逆に、危機管理能力が高いとも言えます。
恐怖心から先手を取った行動ができるので、強みとして生かせる一つの才能です。
仕事が怖い…
私も仕事で大きなプロジェクトに任命されたときに、この恐怖心の積み重ねの経験があります。
これは絶対に失敗できない、計画は立てたけど、進めるにあたって分からないことが多すぎる、他の仕事と並行してできるか、といった感じで次々と悪いことを想像してしまっていました。
そして、休日も、その事ばかりを考えてしまい、いつの間にか仕事に行きたくないぐらいに恐怖心が積み重なっていました…
実際に早い段階でいろいろな知識を得られたので、恐怖心は細かい計画を立てる上でとても役に立ちました。その一方で、考えすぎて体調を崩さなければ、最高だったのにな...と思います笑
私が考える心の問題への対策!
ここで、私なりにHSPの心の問題を抱えないように改善するにはどうしたらいいかを考えてみました。
考える物事の数を減らす!
考えすぎると恐怖心が積み重なってしまうことに対し、物事を過度にネガティブに考えるのは良くないな、と思います。だからといって、なんとかなるさ!ってポジティブ思考に切り替えるのも無理があるかと思います笑
そこで、私の中で出た恐怖心への対抗策の一つは、考える物事の数を減らす!ということです。
優先順位の低いこと、今考える必要の無いこと、自分の許容範囲を超えそうなことについては、考える必要の無い状態を作りましょう。
例えば、以下のような感じです。
- 電車に乗っているとき、外食でご飯を待っているときなどは、イヤホンで音楽だけを聞くように集中し、スマホは見ないように遠ざけておく。
- 仕事のプロジェクトを全部考えるのは無理がある→ここならできそうだ、という範囲を絞って、そこだけの仕事になるように調整、上司に相談してみる。
他のHSPの方のお話を聞こう!
羞恥心を感じすぎる問題への対抗策です。
恥じていることが多いと、隠すことにエネルギーを使ってしまい、会話をすることが難しくなります。
このようなときには、自分以外のHSPの方からお話を聞くことを心がけましょう!
同じような失敗談を聞くことで自分のしまっていたものを引き出しやすくなり、次々とオープンな会話になっていくと言われています。
Twitterを使ってみる!
自分はTwitterが苦手です。
全てを鵜呑みにしてしまいがちな自分には、情報や意見が多すぎて、頭がパンクしそうになります笑
発信にしても叩かれたり無視されるのが怖くて、発信するだけ無駄だなと思っていました。
でもそんなTwitterも使い方次第です。
Twitterでは「#HSPあるある」のようなハッシュタグでつぶやかれている方が多いです。
同じ立場の方が本当に多いので、少しずつ自分の発信にも自信が持てるようになっていくかと思います。
時間はかかりますが、少しずつ隠すことのエネルギーを減らしていけば、精神的にリラックスできるようになるかもしれません。
気軽にカウンセリングを受けたい方へ
以上、心の問題と解決案について自分なりに考えてみましたが、それでも、どうしても解決しない、問題が根深い、と考えている方も多いと思います。
そこで、オンラインで気軽にカウンセリングを受けられるサービスを紹介したいと思います。
ココナラは「スキルを売買したい人のマッチングサービス」です。
この中には、「占い」や「心の悩み・健康」の専門家もおり、サービス購入後すぐにチャットで面談を行うことができます。
ココナラには以下のメリットがあります。
- 出品者が多い
- 良心的な価格で出品されている方が多い
- 提供ジャンルが幅広い
- チャット形式でスムーズに取引を進めることができる
私のココナラの利用については以下の過去記事で紹介していますが、定期的に500円割引クーポンももらえるので、そこにも利用しやすさがあると思っています!
また、私自身も無料相談を受け付けています。
HSS型HSPの心の問題、働き方、ITエンジニア転職についてお考えの方はぜひ、お気軽にご連絡頂ければと思います!
(需要があるか分かりませんが笑)
おわりに
以上、HSS型HSPの私が、HSPの抱えやすい心の問題について考えてみました。
今まで無意識に考えていた価値観を大きく変えるのは難しいかもしれません。
それは、HSPは特に過去と今の環境から自分の形成に大きな影響を受けているので、仕方のないことだと感じます。
だからこそ、自分の体質・今の環境に向き合うことは非常に大事だと思います。
私自身も、今後、より自分らしく生きられるような情報を発信できればいいなと思います!